[GA4] キャンペーンとトラフィック ソース

GA4

概要

サイトやアプリを利用するユーザーは、キャンペーン、検索エンジン、ソーシャル ネットワークといったさまざまな参照元から訪れます。この記事では、アナリティクスでキャンペーンとトラフィック ソースのデータが収集、処理、レポートされる仕組みを説明します。

キャンペーンとトラフィック ソースについて

アナリティクスでは、プロパティにユーザーを送り込んでいるキャンペーン、検索エンジン、ソーシャル ネットワークなどの参照元をまとめて、キャンペーンとトラフィック ソースと呼びます。キャンペーンとトラフィック ソースのデータは、アナリティクスに送られてレポートに表示されるまでに、次のステップで処理されます。

  • 収集 – SDK やトラッキング コードにより、キャンペーンとトラフィック ソースのフィールドを使ってアナリティクスに値が送信されます。
  • 処理 – 処理の仕組みに基づき、収集された値を使用して最終的なレポートのディメンションが入力されます。
  • レポート – 管理画面と Reporting API で、キャンペーンとトラフィック ソースに関するディメンションと指標が利用可能になります。

収集、処理、レポート作成の仕組みはカスタマイズできます。

収集

アナリティクスの SDK とトラッキング コードでは、キャンペーンとトラフィック ソースのデータを送信する際に次のフィールドを使用します。

フィールド名設定する変数プロトコル パラメータ値の例フィールドの説明
キャンペーン IDcampaign.id&ciabc123キャンペーンの固有 ID(費用データ拡張に使用可能)を設定します。
キャンペーンのソースcampaign.source&csemail_promoレポートの参照元ディメンションを設定します。
キャンペーンのメディアcampaign.medium&cmemailレポートのメディア ディメンションを設定します。
キャンペーン名campaign.name&cnjanuary_boots_promoレポートのキャンペーン名ディメンションを設定します。
キャンペーンのコンテンツcampaign.content&ccemail_variation1レポートのコンテンツ ディメンションを設定します。
キャンペーンのキーワードcampaign.term&ckwinter%20bootsレポートのキーワード ディメンションを設定します。
ドキュメントの場所page_location&dlhttp://store.example.com/boots?utm_source=email_promo&utm_medium=email&utm_campaign=january_promo &utm_content=copy_variation1カスタム キャンペーン(utm)パラメータが埋め込まれている場合に、ディメンションを設定します。
ドキュメント参照 URLpage_referrer&drhttp://blog.blogger.com/boots参照元を表します。他のキャンペーンやトラフィック ソースのフィールドを設定していない場合は、このフィールドでディメンションを設定できます。

同じセッションが複数のキャンペーンまたはトラフィック ソースに関連付けられることはなく、セッションの途中で新たなキャンペーンまたはトラフィック ソースが検出されても、そこで新しいセッションが始まったものとは見なされません。データ収集時に、既存のセッションの途中で新しいキャンペーンまたはトラフィック ソースの値がアナリティクスに届いた場合、その値は進行中のセッションには関連付けられません。ただし、値が収集されたイベントには関連付けられ、イベントベースのアトリビューションではそのデータが使用されます。

処理

処理段階で、トラフィック ソースとキャンペーンのフィールドの値がディメンションの値として確定され、セッションに割り当てられます。

utm_ パラメータの値(ディスプレイ、ソーシャル、メール、有料検索など)を使用する処理には、次のルールが適用されます。

  • 参照元の優先順位 – 参照元データを含む訪問の後にノーリファラーの訪問があっても、元の参照元データは上書きされません。

カスタム キャンペーンの処理

ドキュメントの場所フィールドにカスタム キャンペーン パラメータが埋め込まれている場合、セッションはカスタム キャンペーンとして処理されます。カスタム キャンペーンの処理の際には、カスタム キャンペーン パラメータの値が、そのままレポートの対応するディメンションの値にマッピングされます。

たとえば、ドキュメントの場所フィールドに次の値があったとします。

&dl=http://store.example.com/boots
?utm_source=promo_email
&utm_medium=email
&utm_campaign=january_promo
&utm_id=123abc
&utm_content=copy_variation1

この場合、処理後の最終的なディメンションの値は次のようになります。

source=promo_email
medium=email
campaign=january_promo
id=123abc
content=copy_variation1

有料検索エンジンからの参照の処理

広告のリンク先 URL で、カスタム キャンペーン パラメータか、Google 広告または Google マーケティング プラットフォームのクリック ID が使用されており、その値がドキュメントの場所フィールド経由でアナリティクスに送られた場合、セッションは有料検索からの参照として処理されます。

Google 広告の自動タグ設定が機能しているかどうかを確認する方法については、Google 広告の自動タグ設定が正常に機能するか確認するをご覧ください。

カスタム キャンペーン パラメータやクリック ID が使われていない場合、セッションはオーガニック検索からの参照として処理されます。

検索エンジン(オーガニック)からの参照の処理

検索エンジンからの参照データは、ドキュメント参照フィールドのホスト名およびクエリ パラメータと、既知の検索エンジンのリストおよびそのクエリ パラメータを比較して処理されます。具体的には、ドキュメント参照の値のホスト名とクエリ パラメータの両方と最初に一致した既知の検索エンジンを使用して、レポートのディメンション値が設定されます。

なお、Google 検索のほとんどは HTTPS を使って行われるため、キーワード ディメンションは自動的に「(not provided)」に設定されます。

ノーリファラーの処理

参照ソースに関する情報が何もない場合や、参照ソースや検索語句を無視するように設定されている場合、セッションはノーリファラーとして処理されます。詳細: 参照元の除外について

レポート

データの処理が完了すると、キャンペーンとトラフィック ソースに関する次のディメンションと指標がレポートに表示されます。

ディメンション

ウェブ インターフェーススコープCore Reporting API説明
参照元ユーザーセッションイベントfirstUserSourcesessionSourcesourceプロパティの参照元です。
メディアユーザーセッションイベントfirstUserMediumsessionMediummediumプロパティの参照元の種類です(emailcpc など)。
キャンペーン IDユーザーセッションイベントfirstUserCampaignIdsessionCampaignIdcampaignId 
キャンペーン名ユーザーセッションイベントfirstUserCampaignNamesessionCampaignNamecampaignNameプロパティにユーザーを送り込んだマーケティング キャンペーンの名前です。

Google 広告または Google マーケティング プラットフォームのキャンペーンの場合は、費用データをインポートすることで手動で情報を入れられる追加フィールドも存在します。

Google 広告アカウントがアナリティクスにリンクされていないものの、自動タグ設定が有効で、URL の末尾に Google クリック ID(GCLID)が追加されている場合、リンクされていない Google 広告の広告キャンペーンはデフォルトで「参照元 / メディア = google/cpc」の設定または利用可能な UTM 値を使ってレポートに引き続き表示されます。これらのキャンペーンにはキャンペーン データは含まれず、関連する広告クリックは Google 有料チャネルのアトリビューションに使用されません。

高度な構成のオプション

次の高度な設定は、プロパティ単位で利用できます。

アトリビューション設定とキャンペーンの計測期間

アトリビューションとは、ユーザーがコンバージョンを達成するまでにたどった経路を確認し、コンバージョンまでに経由した広告やクリックなどのさまざまな要素に貢献度を割り当てることです。

キャンペーンの計測期間は、どれくらいの期間をさかのぼってタッチポイントをアトリビューションへの貢献度の対象とするかを決定します。

詳しくは、アトリビューション設定とキャンペーンの計測期間を設定する方法をご覧ください。

参照元の除外

特定の参照元をレポートから除外するよう、プロパティ単位で設定できます。

Google アナリティクス 4 では、自己参照の発生を自動的に防げるようになりました。このため、参照元のページと現在のページのドメインが一致している場合や、すでにプロパティでクロスドメイン測定の設定を済ませてある場合は、自サイトのドメインを手動で指定する必要はありません。

ただし、サイトで利用している外部サービスやゲートウェイについては、引き続き手動で参照元の除外設定を行う必要があります。詳細: 不要な参照元の指定方法

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